小学二年頃、片方の手の指がない子を見かけるたびにからかい続け、傷つけた

 松田豊 様

 

私は38歳の男、現在無職です。直前の仕事は運送関係です。約5年余、期間雇用社員として集配業務に携わっていました。

 

「独りで成功するための7ステップ」のステップ5を始めさせて頂くために、いじめに関する私の経験を松田様にお伝えいたします。

 

私がした本当にひどいことを、告白させて下さい。

 

小学生の時、集団登校をすることになっていました。近隣の子供たちで班を作り学校まで一緒に行きます。すると途中で、学区内の他の班も見受けられることになります。複数の班がそれぞれの速度で歩きつつ長い列になる・・・よく見かける風景です。

 

あれは、私が小学二年か三年生のことでした。

 

途中から見かける他の班の一年生か二年生(つまり、私より下の学年)の女の子で、片方の手の指がない子を見つけました。

 

身体が不自由な車椅子の人などを見かけたことはあるはずなのですが、その方たちが感じている苦しみや痛みなど、当時の私は考えたこともありませんでした。

 

私は、その女の子(Aさん)の姿を見かけるたびに珍しくて仕方なかったので、いつもジロジロ見ていました。

 

周りの子たちが、普通にAさんと話をしているので、彼らは、彼女の手に気付いていないのだろうと思っていました。

 

そして、ある日、一緒に登校する班の子に、「見て見て、あいつ指がないんやで」と、あたかも珍しい動物を発見した一番目の人間であるかのように、はしゃいで言ってしまったのです。

 

その子の反応は私が予想していたものではありませんでした。

 

小さな声で「知っている」と言うのです。

 

私にあったのは、他の人が気付いていないことを自分が一番最初に気付いたという得意げな気分だけでしたので、それが信じられず、驚いて、周りの他の子達にも、「あの子、指ないって知ってた?」と大きな声で聞いてしまいました。

 

六年生の班長の男の子に、「そういうこと、言ったらあかん」と言われて、ようやく何か自分が悪いことをしたのだと感じる事ができました。

 

しかし、私は本当に愚かでバカな子供でしたので、Aさんがその後も普通に周りの人と話をしていて登校していたので、下校の時など集団行動じゃない時に、Aさんを見かけるたびに彼女をからかい続けていました。

 

ある時、自宅にて母親が私に言いました。

 

「あんた、Aちゃんの手のことをからかっているらしいな。Aちゃんのお母さんが言ってたで。Aちゃん、『私やって好きで指がないわけじゃないのに』て泣いている、て。」

 

それを耳にした姉は、「あんた、最低やな。」と言いました。

 

ここで、ようやく私は自分がやっていたことがAさんを傷つけていたことを知りました。

 

あの頃の私にはAさんが傷ついて、家で、一人で泣いているという事を聞かされなければ、想像することなど出来ませんでした。

 

私自身が泣き虫で嫌なことや痛いことがあれば、すぐ泣いていたので、それを表に出さない子がいることを初めて知りました。

翌日、Aさんに謝りましたが、しどろもどろの状態で、もごもごした言葉しか出なかった気がします。

 

きちんと謝れていなかった気がしますので、今、もう一度謝ります。Aさん、あの時は本当にごめんなさい。

 

その後、Aさんが結婚され子供もできているという話を母親から聞いています。幸せでいてくれたらなと思います。

 

私のこの経験が、松田様の器を広げることに少しでも役立てばありがたいです。お読みくださり、ありがとうございました。

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