養護施設のいじめ。カッターナイフで切りつけられ、「試し切り」と…

こんにちは。今回は「いじめ」についてですね。

 

前のステップでも書きました通り、親に捨てられて養護施設で育ったせいで小さい時からよくいじめられました。と言っても、学校では暴力的ないじめは無く、言葉でのいじめがメインでした。

 

大きな声で遠くから「貧乏人の子~」と言われたり、「ブス」と言われたり。頭から紙粘土の粉をかけられて、「うわーっ、フケだ。汚~い」などと言われたりもありました。

 

でも学校でいじめられるのは、授業が終わって帰ってしまえば終わることなので、一時期不登校にもなりましたが、それほど苦にはなりませんでした。わりと言い返したりもできたので。

 

でも養護施設内でのいじめは逃げ場がありません。それに子供の頃の一年、二年年上は身体の大きさも違うので逆らえません。

 

みんなで1台のテレビを見ている時にいきなり後ろから毛布を被せられ、数人から殴られる。夜、裏口からこっそり抜け出して、塀を越え、裸足でお菓子を買いに行かされる。

 

訳もなく押し入れの中で皆が寝静まっても正座させられる。上級生の翌日の教科書をそろえたり、宿題をさせられ、間違っていたら殴られる。

 

見回りに来る施設職員の目を盗んで、あらゆるいじめを受けました。

 

もちろん私だけがいじめられた訳ではありません。

 

女の子に間でもそんないじめがあるのですから、男の子の間はもっと大変だったろうと思います。

 

「試し切り」と称してカッターナイフで切りつけられた子もいました。

 

でも私には親も無く、かばってくれる兄弟も無く、休日に会いに来てソッとお小遣いを渡してくれる親戚もいない。力の流れの下に追いやられる条件が揃っていました。

 

思えば彼ら彼女らは集団生活のストレスや寂しさを、抵抗できない目下の人間をいじめたり、言うとおりに動かすことで紛らせていたのでしょう。

 

でも私は、自分が上になっても絶対に下をいじめないと思っていました。

 

それより自分が強くなりたかった。

 

中学生くらいの時には男の子になりたくて、自分のことを「ボク」と言ったりして、男に見せようと努力していた時期もありました。身体が小さく、力も無く、見た目も悪い私は、なんとか強く、早く大きくなりたかった。

 

年を重ねれば、自分より年上は少なくなり、いじめられることも減っていきます。

 

高校生になり、いじめられることもなくなりましたが、同じ施設の女の子が彼氏の親に「そんなところの子とは付き合わせない」と言われたと聞いてショックを受けました。

 

社会に出て働いてからも会社の社長や専務から「そんな所で育ったので常識がない」とか、「子供を捨ててどこかへ行ったのは、犯罪者だったからだ」と言われました。

 

本人達は冗談で言ってるつもりだったのでしょうが、言われた方はこうして何年経っても覚えているものですね。

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