イジメで登校拒否。家を出るけど学校へは行かず、悪い仲間と付き合うように

こんにちは!

 

私が子供の頃、小学生3~6年生の頃の話をします。

 

私の通って居た小学校に、一つ上の学年で知恵遅れの女の子が居ました。

 

名前をMちゃんとします。Mちゃんはいつも赤いカーディガンを着ていて、夏でも冬でもチェックのスカートに赤いカーディガンを着ていました。話し方が少し独特で、語尾が上がると言うか、明らかに普通ではないと感じる子でした。

 

学年が一つ上なので、一緒に授業を受けたり遊んだりした事は有りませんでしたが、休み時間や放課後、いつも同級生の男の子に追いかけられたり、からかわられたり、酷い時には砂をかけられたり、パンツを下ろされたりした所を目撃した事もありました。

 

その様な時でも、Mちゃんは遊んでもらっているのだと勘違いしているのか、へらへら笑って逃げようとしていませんでした。

 

家に帰って母と父にMちゃんの話をした時、父から「Mちゃんはきっと嫌だけど我慢しているのだと思う。○○(私)にMちゃんを助ける事ができなくても、絶対にいじめる側に回ってはいけない」と言われた事を今でもよく覚えています。

 

私が5年生になった時、放課後に運動会の練習をしている時でした。6年生と共同での競技の練習だったと思います。

 

Mちゃんは同級生や下級生に「何してるの?名前なんていうの?」と聞いて回り、私ははっきり言ってみんなの邪魔をしている様にしか見えませんでした。

 

すると6年生のリーダー的な男の子と女の子が、なにやら言い争そいを始めました。

 

リーダー的な男の子は「Mちゃんをどこかに連れて行け、グランドから追い出せ」的なことを言っていたのだと思います。女のこの方は「病気なんだからホッておけば良い、可愛そうだ」みたいな感じだったと思います。

 

結局練習にならずその日は解散になったのですが、納得行かない男の子たちがMちゃんを追廻、倒し、引きずり、あげくにまたパンツを剥ぎ取るという行動に出ました。

 

私は「助けてあげたい、でも上級生が怖い」当時からだの小さかった私には勇気が出せませんでした。

 

家に帰り勇気の無い自分が恥ずかしく、父の顔がまっすぐ見られるずに居ると父から聴かれました。私は勇気の無い自分が恥ずかしいのと、勇気が出せなかった腹立たしさから泣きじゃくったのだと思います

 

父は昭和30年前後に柔道でかなり活躍していた人で、曲がったことが大嫌いな真っ直ぐな人でしたから、弱虫な私は叱られるとも思ったのでしょう。

 

父からは「助けてあげたいと思えたことは立派なことだ、その優しい気持ちを大事にしてもっと強い男になれ」と言う様な事を言われました。

 

私は中学生になり、Mちゃんは特別支援学校?へ行ったのだと思いますが、たびたび私の通う中学校へ遊びに来ていました。

 

来ればいじめられるのに、やっぱりいじめられていると感じてないんだな」と思いながら放課後野球部の練習をしているある日です。

 

初めてMちゃんが泣いているのを見ました。

 

その日のMちゃんは頭から水をかぶった様にビショビショで、パンツに石を詰められたのか重そうに引きずっているのです。

 

その姿を見ている筈の先生方も見て見ぬふりで、私は耐え切れなくなりMちゃんに駆け寄りMちゃんを保健室へ連れて行きました。その時のMちゃんはガタガタと振るえ、歩くのも間々ならないほど怯えているように感じました。

 

翌日Mちゃんの母親が学校へ抗議に来て、いじめた連中が呼び出され、なぜか私も一緒に呼び出されました。

 

当時の鬼体育教官から一様に往復ビンタをくらい、なぜか私も殴られました。

 

事情も聴かず、私も仲間と思ったのでしょうが理不尽極まりなかったです。

 

散々説教され数発殴られたところへ保険の先生が現れて、私は関係なくむしろ助けてくれたのだと言うことを説明してくれたのですが、鬼教官は「聴いた時にちゃんと言わないからだ」と捨て台詞を残しその場を立ち去りました。

 

聴いた時にって「何も聴かずにいきなり殴ったんだろう」とは言い返せず痛む頬を撫でるのが精一杯だったと思います。

 

Mちゃんへのいじめが一段らくした頃、今度は私へトバッチリが回ってきたのです。

 

どうやら私が先生へ言い付けたと言う事のようでした。

 

それからと言うもの、廊下で足をかけられたり、トイレに閉じ込められたり、上靴を捨てられていたりとイジメが私に向かってきました。

 

私は登校拒否、朝家はちゃんと出るけど学校へは行かず、当然のように悪い仲間に誘われてゲームセンターや当時の暴走族の連中と付き合うようになって行きました。

 

3年生になり、体も180cmを超えるほど大きくなってますます荒れていた時、高校生になった野球部の先輩と町で偶然会いました。

 

先輩は私を見るなり「フン」と鼻で笑い「お前、昔お前をいじめてたやつ等と同じことしてるじゃないか」と私を笑ったのです。

 

周りにいた仲間はその先輩に向かって「何だこいつ」「やっちまおうか」など暴言を吐いていたと思います。

 

私は何かで殴られたような、酷く恥ずかしい気持ちでいっぱいになり、その場を走って逃げ出しました。

 

その晩私は外出せず部屋にこもっていると、先ほどの先輩から電話がありました。

 

先輩は「そろそろ目を覚ませ、お前は正義感のある優しい奴だったはずだ」「もう一度部活に戻って、やり直せ」見たいな事を言われたと思います。

 

もともと野球が大好きで、学校へも野球をやりに行っていたみたいな感じでしたので、いまさら恥ずかしいと思いながらも部活に復帰しました。

 

Mちゃんはその頃でも私の中学校へ遊びに来るのが好きみたいで、私が野球部に復帰してからも時々見かけていました。

 

その時はもう昔の様にいじめる子は居ませんでしたが、やはり異様な目で見ている子は居たと思います。

 

高校への進学も決まって卒業式を迎える少し前だったと思います。

 

Mちゃんの母親から電話をもらいました。

 

最初は苗字を言われて誰だか分からずいましたが「Mの母親です」と言われてやっと分かりましたが、なぜ私に電話おかけてきたのか不思議に思っていると、母親は「○○くん高校へ行っても野球を頑張って欲しいとMが言っています」「たぶんMはありがとうと言いたいんだと思います」と言われました。

 

なんだかホンワカ温かい気持ちになったのを覚えています。

 

この後高校でまた、いじめの様な試練が待って居るとは思いもしませんでしたが・・・

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