
中学生の時、別に害のなかった男の子だったし、誰も嫌なことされた訳でもなかったのですが、「なんかあいつの態度、気に入らないよね、ちょっと生意気だよね。」と友達と話しているうちに、その子が本当にクラスの嫌われ者になってしまいました。
始めは面白半分でからかっているだけでした。
でもその人数も増え、暴力はなかったのですが、中にはもっと厳しい事をいう人も居て、エスカレートしました。
それまでは、そんな対象でもなかったのに、誰も話をしなくなるし、その子も学校に来なくなってしまったりでした。
あっと言う間に、中学生の私達は嫌われ者を作り上げてしまいました。
別にその子に非は何もないのです。
集団の力は怖いです。
いじめている方も、もう後戻りは出来ない状態です。
もういじめ辞めようとはなりません。
昨日までいじめていたのに、今更、優しく仲良くするのも不自然な気がして、その状態は放置されました。
今思うと本当に酷い話です。
いじめられていた方が、これを読んだら、きっと気分が良くないでしょう。いじめをした者として謝ります。
ごめんなさい。本当はその時に謝れたら良かったです。
大人になっても会社でいじめは沢山あります。
もう大人ですので、中学の時のようないじめはしたくありませんし、加担もしたくありませんが、実際日本では大人の間でいじめが蔓延しています。
ですので、そういう社会を見ていると、子供のいじめは絶対無くならないなと思います。
日本人は良くも、悪くも他人を気にし過ぎて生きていると思います。所謂、島国根性というものなのかもしれません。
良い面では、震災ほど大きく大変なことが起きても、みんな大人しく階段に並んで規律よく夜通し電車を待ちます。
もしかしたら、あんなに大変なことが起きても大きな暴動が起きないのは日本くらいかもしれません。
でも、人に迷惑をかけてはいけないという自粛が過剰気味なところもあると思います。
小さい子供にまでそれを強要しますよね。他の国に行くと、子供がもっといたずらで自由です。
もっと悪くて子供らしいとも言えます。
他人に迷惑をかけるなんて、悪い事なので、仕事を間違えたりして規律を乱す人は嫌われますし、仕事ができないレッテルを張られます。
そこに会社のいじめが生まれます。
人にどのように見られるかということが日本では重視されていると思います。
他人に悪く思われない様に、「常識」という鎖でガチガチに縛られて、日本にいると息苦しくなります。
他の人に迷惑をかけてはダメなのですが、行き過ぎて、自分と他人の違いを尊重することが出来なくなっています。
いつまで経っても5人組みたいなシステムが残ってるなと思うときもあります。
結局それでみんなも苦しんでいます。