キックベースが嫌。ボールは怖いしドン臭くエラーをするとおまえのせいと罵声が

いじめについて。

 

いじめとは何でしょうか。

 

反抗出来ない相手に一方的に暴力を振るう事。

力の強い者が弱い相手を暴力で支配する事。

集団の力で個に圧力を掛ける等。

優位と劣位の関係を作り優位者が劣る者に思いやりを持たない事。

 

いじめは人間関係が有る所ではよく見かけます。

 

これがいじめなんだなと初めて意識したのは小学生でした。クラスにやたらと仕切るタイプの男子がいました。その子は休み時間になるといつも大人数を引きつれ自分の好きな遊びをするのです。

 

私のクラスでは当時はキックベースという遊びが流行っていました。昔ですので男子といえば野球という時代でした。しかし学校の休み時間にバットを振り回す、硬いボールは禁止でした。野球の代替の遊びとしてキックベースが流行っていたのだと思います。(キックベースとはhttps://ja.wikipedia.org/wiki/キックベースボール)

 

2チームに分かれるので、仕切る君がチームを決めます。ポジションも仕切る君が決めます。仕切る君は当然ピッチャーです。彼のチームでエラーが有ると罵声を飛ばしていました。

 

負けそうになると突然ルールを変えたりもします。皆で楽しく遊ぶという雰囲気ではありません。仕切る君の満足の為に皆がお仕えしているようでした。

 

私はドン臭い方だったのでキックベースは苦手でした。勢いよく飛んでくるボールが怖かったのです。

 

運動神経は脳の発達と密接に関係しているといわれています。私の脳の発達速度が平均以下だったのか、元から出来が悪かったのかもしれません。

 

そんな私ですから休み時間にはキックベースはやりたくなかったのです。一人でぼんやり時間を過ごすのが好きな子供でした。

 

しかしクラス担任の先生は皆と仲良く遊びなさいと促すのでした。そしてキックベースメンバーも私に声を掛けてくれます。仲間入りするのは嬉しかったです。

 

しかし内心ではキックベースに参加するのは嫌だったのです。ボールは怖いしドン臭いからエラーをします。そして罵声を浴びせられ、おまえのせいで負けたと言われたりしました。

 

仕切る君の配下で楽しめない日々が過ぎていきました。もう少し緩いスピードのボールなら楽しいのになと思いながらドン臭いプレーが続きました。

 

ある日私以外にも嫌々参加しているメンバーが居ると気づきました。嫌々参加していた人は私意外に何人も存在していたのです。そして仕切る君嫌々メンバー達の繋がりが出来ていきました。

 

仕切る君を密かにうっとうしく思っているメンバー達の中で彼の我侭を許さないという感情が激しくなりました。皆でやっつけてしまおうと話しがまとまりました。

 

薄暗い曇り空の日だったと記憶しています。学校の近くの河原だったでしょうか。七、八人で仕切る君を取り囲み、肩や背中を押しました。

 

「おまえの好き放題はおわりだ。」「なんでおまえのいう事をきかなければいけないんだ。」など、語気を強めて彼を攻めました。殴ったり叩いたりはした覚えはありません。でも、胸ぐらをつかんだりはしたと思います。

 

その後何日か仕切る君は学校を休みました。

 

私を含め仕切る君を取り囲んだメンバーは職員室に呼ばれました。微かな記憶ですが激しく怒られたり厳しい罰は受けなかったかと思います。時代が時代ですから先生に怒鳴られたり殴られたりするのは日常でした。

 

何か罰せられても記憶に埋もれてしまっているのかもしれません。

 

私は自分が嫌な事をされた反撃をしたつもりでした。しかし大人数で取り囲んだやり方はいじめだったのでしょう。

 

仕切る君は嫌な事をする悪者。自分は悪者に対抗するから良い者。子供でしたので幼稚な思考だったと思います。テレビの勧善懲悪の物語に洗脳されていたのかもとも考えられます

 

年老いて思い出した幼い頃の何とも心地悪い記憶です。

 

今思えば仕切る君は単に我侭で他の子に気遣い出来ない性格だったのだと思います。

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