緑色の宇宙人がベッドを持ち上げようとして金縛りに。直後に電車で人身事故が…

松田様、お世話になります。

 

生と死に関して考えさせられたことを書かせていただきます。

 

幼稚園の時にお世話になった園長先生が私の卒園後に癌で直ぐに亡くなられてお葬式へ行ったのが人生初めての死者との対面でした。

 

私が記憶している限りでは、母親に園長先生は病気で亡くなったんだよと告げられ、ついこの間まで元気だったのに何で、と理解ができませんでした。

 

大きな園長先生の笑顔な写真が幼稚園の二階から吊るされており、信じることができませんでした。棺の小窓を除いている子供達もいましたが私は見ることができませんでした。

 

高校の時に筋ジストロフィーの生徒がおりました。私は定時制高校で全日制とは違い少人数でしたので1学年に1クラスのみで毎年同じ生徒と一緒でした。

 

彼は入学の時から車椅子で母親かまたは介護施設の方に連れてきてもらっておりました。自分で手足を動かせませんので、移動するときはクラスの誰かが手伝っておりました。

 

1年生の時はまだ元気そうで、かすかに動く手で紙に何か書いたりできておりましたが、3年生に入ると次第に字が書けなくなっておりました。休む日も増えてみんな気になっておりました。

 

4年生になりある日突然週末に学校から電話がかかってきました。彼が亡くなったという連絡でした。

 

もの凄くショックでした。葬儀の時に彼の母親から一枚の写真を見せてもらいました。彼がまだ小さい頃の写真でした。筋ジストロフィーとは思えない元気いっぱいの彼が写っていました

 

彼は生まれた時に医者から3年の命しかないと告げられたそうで、18歳まで生きてこれたのが奇跡だったとお母さんが仰っておりました。おそらく学校に行くのが楽しかったから生きてこれたのだと。死の直前まで学校へ行きたいと言っていたそうですが、医者から止められていたようです。

 

私の祖母が亡くなった時初めて火葬場で残骨灰を見ましたが、悲しさというより、人間のあっけなさを感じ暫く考えさせられました。

 

みんな一人ひとり生まれた時から死ぬまでに、楽しかったこと、悲しかったこと、辛かったこと、いろんなドラマがあっていろんなものを見て感じ、経験して長年にわたりいろんなことを培ってきて、悟って、それは数知れないその人の全てが脳に記録されていることだろうと思います。でも火葬場で数時間の間に骨と灰になり、風が吹けば一瞬で消えていきそうな粉になると思うと、言葉になりませんでした。

 

20代半ばに横浜市鶴見区生麦という京急線とJR線に挟まれたアパートに住んでいた時のことですが、夜勤をしておりましたので帰宅後、ベッドに入りちょうど寝始めたお昼前ごろ、目がうつろ状態で変な夢を見ました。

 

緑色のニコニコした宇宙人のような人が三人やってきて私のベッドを持ち上げようとしました。初めて金縛りにあい体が動かなくなりました。

 

その直後にキキーっと京急線が急ブレーキをしてその音でハッ!っと目が覚めました。飛び上がって2階の窓の外を見ると電車がアパートの前で止まっておりました。

 

家からたくさん人が出てきて線路脇へ集まり話をしておりました。状況がつかめていなかった私ですが、その後電車がゆっくりと進み始めた時に徐々に線路から見えてくる赤い血痕。うわっと思い窓から目をそらしました。

 

ちょっと待ってくれよーと独り言を言いながらもう一度窓の外を見ました。何十メートルにもわたり靴や断片が飛び散っているのが見えました。すぐに警察が来てブルーシートをかぶせておりました。

 

一つ一つ隈なく黙々と肉片を拾い上げている警察の人達。物の数十分で終わり、現場は元通り。そして何事もなかったかのように京急線は再開。

 

駅からアパートまで近かったため耳を澄ませばホームのアナウンスが聞こえます。「この度は人身事故の影響により、電車遅れましたことをお詫び申し上げます。」

 

数時間後に携帯でyahooニュースを開きました。「生麦、京急線から飛び降り自殺」というようなタイトルでした。私は毎日家に帰るのが嫌になり、一カ月もしないうちに川崎市へ引っ越しをしました。

 

生きていればこれからもいろんな人の死に遭遇することだろうと思います。あれだけ凝縮された人間のドラマが一瞬にして風と共に消え去り、残された人の想いや感情、そしてその人のドラマもまたいつかは風と共に去っていく。なんと表現していいか分かりません。

 

人の死について、自分の奥底にある何かフィーリングで読み取って消化している。そんな感じです。私自身の死について恐怖に感じたことはありませんが、残す人がいると考えると恐怖に感じます。

 

お読みいただきありがとうございました。

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