ペットの猫が脳腫瘍!?薬はピルガン使用。右目が見えず同じところをぐるぐる回る

生と死に関して1番辛かったことといえば、ペットの死です。

 

ステップ2でお話しした猫の話の続きになるのですが、Mさんの生まれ変わりかもしれないって言っていた猫のことを書きます。

 

のんびりした性格の猫だったMさんとそっくりな猫、名前を仮にAちゃんと呼びます。その子には辛い思いをさせてしまったと、今でも思います。

 

ステップ5で書いたように私の両親は自己破産をして、家を手放すことになりました。

 

夏休みの後半に差し掛かった頃、2人に家を出なあかんって言われ、隣近所誰も起きていない夜中に車で出ようとなったのです。

 

夜逃げをした後に自己破産することになったのか、自己破産って話から夜逃げしようとなったのか、はたまたその逆なのかは記憶が曖昧なのでちょっとわかりません。

 

今、両親に聞ける内容じゃないので詳しく書けなくてすみません…

 

車で生活する約2ヶ月の間、電気もガスも止まった家で、Aちゃんを置いてかざるをえませんでした。しかも暑い日が続く8〜10月。

 

何日かいっぺんに夜中、近所に気づかれないように家に帰っては、暗闇の中、懐中電灯で眩しくないようにAちゃんを照らし、元気か確認した後、ドライフードと水を補充して、トイレを綺麗にしてあげました。

 

そのうち、次に住めるアパートが決まり、ぼちぼちと何日かに分けて、前に住んでいた家から新しいアパートに、冷蔵庫やテーブル、テレビなどの必要最低限の家具を少しずつ車に詰めて移動していきました。

 

そして最後の日にAちゃんを車に乗せました。

 

Aちゃんを車に乗せられなかったのは、車に乗った途端に、目を見開いて、犬のようにはあはあと口呼吸しはじめるからです。多分、極度のストレスからくる症状だと思います。

 

なんとか辛抱してもらって新しい家に連れて帰りました。

 

新しい家になれるのは、すごい苦労したと思います。押入れとか狭いところに入って、おしっこを引っ掛けたり、玄関の柱に爪を立てて傷をつけたり。

 

今になっては仕方がない行動だったと思えるけれど、やっぱりそのときは叱ってしまうしかないんですよね。

 

Aちゃんが13歳になった頃、歩き方がおかしいことに気づきました。よろよろっと歩いて壁にぶつかってしまったり、同じところをぐるぐる回ってしまったり。

 

その原因がわかったのは、Aちゃんのトイレが置いてある子供の部屋でお姉ちゃんが私を呼んだときです。

 

トイレに入っているAちゃんの目をしゃがんでよく見ると、右目だけ瞳孔が開いたままになっているのです。もしかしたら右目が見えていないのかもしれない、家族みんなが休みのときに動物病院に行きました。

 

先生に聞けば、確かに右目の目が見えていない状態だと知らされました。脳腫瘍の可能性もあるとおっしゃっていたのですが、Aちゃんの弱りきった様子や経済状況的に手術は難しく思えました

 

でも、出来ることはしてあげれるように努めました。

 

もともと食の細いAちゃんだったのですが、さらに細くなってしまっているAちゃんを先生が心配しくれて、点滴を打ってもらった後、お薬を出してもらうことにしました。

 

Aちゃんの右目は治ることはありませんでした。相変わらず、壁にぶつかりそうになったり、ぐるぐる回り続けます。だけど、そのときは歩きたそうなところに体を軽く持ち上げて方向転換させてあげます。

 

薬を飲ませるときが、口が小さいので大変でした。お父さんが薬を挟んで飲ませるタイプのピルガンというものを買って、なんとか飲ませました。たまにご褒美で大好きな牛乳を飲ませてあげました。

 

そして、亡くなってしまう1週間程前、びっくりする光景を目にしました。

 

もう1匹、柴犬を飼っているのですが、Aちゃんはその子に寄り添っていたらのです。今まで絶対に関わることのない2匹だったので本当にびっくりしました。

 

きっと、亡くなる前のご挨拶だったのかなと、今になって思います。その子に対してよろしくって伝えていたのかもしれません。

 

Aちゃんが亡くなった日のことはMさんが亡くなってしまった日よりも記憶が鮮明に残っています。

 

亡くなる当日、もう歩くこともできなくなっていたAちゃん。朝、ダンボールで作ったベッドに横になっているAちゃんは何かを催促するかのように鳴いていました。

 

大好きな牛乳が飲みたいのかな、そう思ってお姉ちゃんが牛乳を指ですくって舐めさせてあげます。牛乳を飲んだ後、Aちゃんが一声鳴くと、お姉ちゃんの腕の中で、Aちゃんは息を引き取りました。

 

お姉ちゃんは声をあげて泣きました。私はAちゃんが亡くなってしまったということが信じられなくて立ちすくみました。

 

Aちゃんをダンボールのベッドの上で横にならし、開いている瞳を閉じてあげました。だんだんと死後硬直していく体の感触はまるで剥製のようでした。

 

少しでもAちゃんの形見が欲しくて、脇腹の長い毛をハサミで切って、小さいチャックの袋に入れました。

 

Aちゃんについてもう一つびっくりしたことがあります。なぜか家族全員が家にいる朝、しかも全員が休日の日に亡くなっているのです。

 

きっと、なるべく迷惑かけないように、最後まで気を使っていたのだとみんなで話しました。

 

その日のうちに動物霊園に連れて行きました。Mさんの遺骨がある場所ではないですけれど、家から車で30分程で行けるところです。

 

個別火葬をしてもらうことにしました。火葬される前に、Aちゃんの周りにお花と、お気に入りだったカリカリと猫用のスープを敷き詰めました。火葬された後、骨を砕いた粉を専用のキーホルダーに入れてもらいました。

 

これを書いているのはちょうどお盆休みに入った日です。明日、ご先祖様のお墓に参った後、Aちゃんのお墓にも寄るつもりです。お供えにはいつも、お花とカリカリと猫用のスープ、牛乳を持って行っています。

 

そのお供えは動物霊園にいつも屯している野良猫さん達にあげています。野良猫さん達に食べてもらえたら、きっとAちゃんも野良猫さん達の気持ちを受け取って美味しいって思ってくれると思うからです。

 

Aちゃんは13歳で、人間でいうとまだ68歳くらい。

 

たぶんいろんなストレスが蓄積して早死してしまったんじゃないかと思っています。すごく可哀想なことをさせてしまいました。

 

Aちゃんの分まで、愛情たっぷりに育ててあげようと今飼っている柴犬を大切にしています。その柴犬も、Mさんのようにのんびり優しくて、Aちゃんのように賢くて美人な子です。

 

松田さんへ、このお話を書けたことにとても感謝しています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうこざいました。

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