父は酒乱で、暴力を振るわれ、蹴飛ばされて脳しんとうを起こし気絶した事もありました。

私が配達の仕事をしている時でした。コンビニ配達で、レジでお客様の用事が終わるまで順番を待っていました。そのお客様は子供でした。小学生低学年位の男の子です。

 

300円握りしめて、ジュースとおにぎりと、フランクフルトを買おうとしていました。しかし、300円では足りなかったらしく、店員さんに、どれか一つ諦めなきゃいけないよと言われている状態でした。

 

その子は困ったようで、どうして良いのかわからない様子でした。

 

私が仕事中でなければ、取引先の会社じゃなければ、後ろから足りない分を出してあげたかった。堪えるのが大変でした。

 

というのも、私が子供の頃貧困で、いつもお腹を空かせている子供だったからです。

 

母は夜も仕事から帰れないので夕食を用意して出て行くのですが、父が用意していたおかずをほぼ毎日全て食べてしまうのです。

 

父が帰るまで待って、父が残したら食べられるという状態でした。

 

母は、よっぽどの事がない限り連絡してくるなとキツく言われていたので、子供にとって何が大事で何がなんでもない事かの区別が出来ませんでしたので、とにかく何があっても連絡は入れませんでした。

 

父は酒乱で、アルコールが入ると鬼ように顔を真っ赤にして、暴力を振るわれました。父がかえってくるなり、いきなり蹴飛ばされて柱に頭を打ち付けて脳しんとうを起こし気絶した事もありました。

 

私はそれでも、お腹が減るので家のものを漁って、空腹を凌いでいました。姉はテーブルも見ないで素通りしていました。
きっと自分の分が用意されていない事が堪らなく辛かったんでしょう。

 

二人で、少ない食料を分け合って食べていました。それこそビスケット一枚でも、二つに割って二人で分けて食べていました。

 

家に居ても、常に空腹で、夜もお腹が空き過ぎて眠れない。自然に涙が溢れていました。私は子供の頃貧困で、親にも遠慮しながら生きていました。

 

何がいいたかったかと申しますと、最近子供の貧困が増えているとの事。松田さんがお話になっている、うつ症状や、身体の病気を抱えている人が増えれば増えるほど、そういう親を持つ不幸な子供が増えているのではないかという事です。

 

私は辛うじて、人の道を踏み外す事なく、何とかやってこれましたが、今の時代ますます厳しくなってきているのではないでしょうか。

 

お腹を空かせていれば、恵んでくれる近所のおばさんや、家の裏に住む祖母もいたので、随分と助けられましたが、今の人は人間関係の交流が薄い気がして、その分子供が辛い思いをしているのかと思うと、何とも知れぬ不安に駆られます。

 

いじめも陰湿化して、自殺する迄追い詰めてみたり、子供の心の中に相当な闇があるように思えます。

 

そんな世の中を少しでも変えていけたら、なんて夢みたいな事を思ってしまいます。読んでくださりありがとうございました。

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