うつ病(メジャー・ディプレッション)発生時、幼少からの「気分変調性障害」が発見された

私の持っている障害名は「気分変調整障害」と言います。今から12年ほど前に診断されました。本格的なうつ病(メジャー・ディプレッション)を発生したときに、もともと子どもの頃から「気分変調性障害」があったことが発見されたのです。

 

現在ではこの障害は「慢性うつ病」という名称に変わっているはずです。

 

慢性うつ病という名前のとおり気分がいつも低調で、気が晴れるということが滅多にありません。人生はそのようなものだと幼心で苦しんでいますが、外から見ると単純におとなしい性格だと思われています。

 

時々激しく発症するなら「病気かな?障害かな?」と発見してもらえますが、いつもずっと低調なので「根暗。人見知り。おとなしい。」と性格だと思われるし、本人でさえもこれは自分の性格だと諦めているのです。

 

何があっても物悲しく、何をやっても自信がなく臆病。

 

絶望も希望も同一平面上にあり一様。目に見える範囲が実際に狭く、視野が狭いというのが例え話ではなく本当に周りが良く見えない。時々、ひどく体調も悪くなり学校も休みがちです。気力が弱いので体力も持続せず、頑張りが効かないので、特に病気に感染したわけでもないのに、寝床から起き上がることができない状態が時々あります。

 

そうやって無意識に休養を取るのです。だいたい、小児のうちに症状が出ますが、誰からも特に心配されないまま、悪さもしないので育てやすい子どもとして放っておかれます。

気分変調性障害というのは、脳の大脳辺縁系の一部である側頭葉の奥にある海馬という器官の萎縮に原因があります。なぜ萎縮するかというと、心理的ストレスを恒常的に長期間受け続けると、海馬の神経細胞がコルチゾールの分泌で破壊されてしまい、海馬が萎縮するのです。

 

ですから家庭の中の子どもが置かれている環境によって、その子が毎日当たり前のようにストレスを与えられていると、海馬の神経細胞が破壊され続けやがて海馬自体が萎縮して、気分変調性障害になるのです。他に海馬が萎縮した人には、PTSD(心的外傷後ストレス障害)とかうつ病の患者とか、アルツハイマー病の認知症の患者などに見られます。海馬はストレスに関係する器官です。

 

子どもの受けるストレスはおよそ家庭内のことです。日常的に本人が虐待を受けている場合はもちろん脳内の海馬の組織が壊れていきます。酒乱の父親が暴れて母親に暴力をふるうのを日常的に目撃するだけで、海馬の組織が壊れていきます。

 

暴力も暴言もないのに父親と母親が冷却状態で口もきかないでお互いを無視しているというような緊張状態の中にあっても、子供の海馬の組織が壊れていきます。じわじわと続く慢性的なストレスが、かくも機能的に脳を傷つけるのです。

 

この子たちは大人になってから、実生活でのストレスに対する耐性が低くいつも自分に絶望しているところがあります。死にたいというより消えたいと思っています。人間関係もうまくなく長続きしません。ただ単に友達関係にあるだけなのにストレスになるのです。その人が嫌いでないのに好きであっても関係性が疲れさせるのです。

 

そしてやがて耐えきれない大きなストレスに見舞われた時、うつ病を患うことがあるのです。これが私の障害です。こんな私がもう勤めをやめてひっそりとビジネスをして生活したいと思うのは、最後の光を探し当てるような祈るような気持ちです。

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