
私は都市伝説など興味がありとても好きなんです。
月間ムーをチラ見しています。その中で仕入れた情報ですが、大本王仁三郎という人です。戦前に生まれた宗教大本教の教主さんです。
我が家は曹洞宗です、これも法事の時にしかお寺さんともかかわりがない状態です。
誤解していただきたくないのですが、宗教に興味があるのではなく、大本王仁三郎という人の色々な逸話に驚いています。
ネットで調べると情報は多く受け取ることができます。すべてが真実ではないのかもしれないのですが、本当?でもすごいなあと感じます。
神様に過去も未来も人間の世界を見せてもらったそうです。明治の生まれの方ですから、明治、大正、昭和と起きた日本の近代の歴史を、見てきたものを書き残しています。
それが現実の出来事と当たって、という表現はおかしいですが、予言のように当たっているのです。
言葉ですから、受け取る側がいいように受け取るとも言えますが、多くの戦争や混乱した社会情勢を言い当てているので、多くの信者さんがおられたようです。
その信奉者の中には皇族の方や、政治家、起業家なども多くいらしたようです。そのため、政府からも危険人物としてマークされてしまいました。そして、苛烈な弾圧が戦前は2度あったようです。
その記事を見るとこんなことがあるのかと驚きます。国が一つの団体をこれほどまでに破壊するのかと。
それほどの力、人を引き付ける魅力が大本にはあったのですね。そして、政府はそれが怖いんですね。大きな力に人が振り回されていくのが何十年もたった今では冷静に見ることができますが、同時代に生きていたとしたら、自分ならどの立場でどのような行動がとれたのだろうかと考えます。
そして弾圧の結果、多くの犠牲者が出ました、亡くなった方、精神に異常をきたした方、大変に悲しいことです。
その中で大本王仁三郎さんは強い生命力で耐え抜かれたようです。
裁判でも不当な弾圧であったと認定、無罪の判決が出たようです。ですが、戦後の大変な時期でもあり、国からの補償金はつまり国民の税金であるので、受け取るわけにはいかないと言われて補償金の受け取りは辞退されました。
大本の教えは深くは知りませんが、一人の人間としてとても力のある生き方をされた方だと思います。
そして偉大な力のある人は周りの人を巻き込んで社会を変えていくことができるのだと思います。
でも結局その人の存在はとても大きいものですが、受け取る側の人間は普通の一般市民であり、何の力もない人々ですが実はこの人たちの力はとても大きいのではないのかと実感しています。
素晴らしい人がいてもそれに反応する人々がいなければ社会は動いていかないし、賛成も反対も生まれてこない。
これからのネットの個人の時代にはこの価値観も少しずつ変化していく波を乗りこなして生きていきたいと思います。